埼玉県所沢市の「西武園ゆうえんち」が2021年5月19日にリニューアルオープン。
リニューアルでは、昭和の街並みをリアルに再現した「夕日の丘商店街」と、新アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」が登場。
この記事では、埼玉県民の筆者がリニューアル直後に取材に行って、体験してきたことをまとめてご紹介します。
特に、園内通貨については事前知識が必要になるので、よく読んでおいてください(これを知らずに行くとチケット購入時に戸惑います…)。
西武園ゆうえんちの基本情報
施設名 | 西武園ゆうえんち |
住所 | 埼玉県所沢市山口2964 |
場所 | Googleマップ |
アクセス | 電車:西武鉄道山口線「西武園ゆうえんち」駅前 車:関越自動車道所沢I.C.から約12km(約30分) 圏央道入間I.C.から約10km(約20分) |
駐車場 | 約1,000台(臨時駐車場含む) 駐車場料金:普通車1,800円/大型車2,500円 |
チケット料金 | 1日レヂャー切符:大人4,400円/小人3,300円 1日レヂャーパック:大人9,500円/小人8,500円 |
営業時間※ | 平日10:00~17:00 休日10:00~19:00 |
※営業日・営業時間は変更になる場合があります。詳細は公式サイトにてご確認ください。
西武園ゆうえんちは1950年開業。施設の老朽化にともない、2021年5月19日にリニューアルオープン。昭和レトロをテーマに、商店街やアトラクションなどが新設されました。
- 夕日の丘商店街:1960年代の昭和を再現した商店街
- 夕陽館:ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦がある建物
- レッツゴー!レオランド:鉄腕アトム、ジャングル大帝などのアトラクションがあるエリア
入場するとまず「夕日の丘商店街」があり、左手には新アトラクション「夕陽館」が、園の奥には「レッツゴー!レオランド」があります。
駐車場の利用方法と料金
西武園ゆうえんちには約1,000台を収容できる駐車場が併設されています。
料金は1日1,800円(大型車2,500円)となっています。
駐車料金は前払いとなっています。
車を停めたあと、精算機まで徒歩で行き、ナンバープレート4桁を入力。
ナンバープレートを入力すると、自分の車を精算機が自動認識してくれます。
あとは1日の駐車料金を払って精算が終了となります。
チケットの種類と料金
入園前に検温とアルコール消毒を行います。
チケット売り場で、レヂャー切符と西武園通貨を購入します。
チケットは以下の3種類あります。
- 1日レヂャー切符:大人4,400円/小人3,300円
- 1日レヂャーパック(園内通貨450園付き):大人9,500円/小人8,500円
- 西武園通貨(園内通貨250園):3,000円
※中学生以上は大人料金、3歳~小学生は小人料金、3歳未満は無料
「1日レヂャー切符」は、入場料とアトラクション乗り放題がセットになった購入必須のチケットです。
「1日レヂャーパック」は、1日レヂャー切符に園内通貨450園が付いてくるチケットです。園内通貨とは、西武園ゆうえんち内で飲食をするために必要なお金です。
「1日レヂャーパック」では園内通貨450園がついてきますが、そんなに使わないなら「西武園通貨(250園分)」を購入します。
いくら必要?園内通貨の賢い買い方
西武園ゆうえんちで遊ぶなら、園内通貨について正しく理解しておきましょう。よく分からないでたくさん買ってしまうと後悔します。
いくら必要?
園内通貨とは、西武園ゆうえんち内で飲食をしたり、何かの体験をするために必要なお金です。
注意したいのが、園内通貨は当日限り有効で、その日のうちに使い切らなければならず、返金不可であること。
では、いくら分の園内通貨を買えばよいのでしょうか。
これは個人差がありますが、わたしたち夫婦は250園で十分でした。
園内の物価
園内の物価は、だいたい次の通り。
- ランチ:1人90~100園
- 食べ歩き:1つ30~60園
- 写真館:1回150園
- お土産各種:10~300園
たとえば、ランチに食べたナポリタンは90園でした。それと、食べ歩きにポン菓子を1つ買ったので30園でした。
合計で120園。2人なら240園ですね。これで十分です。
私たちは1人が「1日レヂャー切符(大人4,400円)」を、もう1人が「1日レヂャーパック(大人9,500円)」を買いましたが、正直、園内通貨450園はいらなかったです。使い道に困りました…。
おすすめの買い方
チケット・園内通貨のおすすめの買い方は
- 1人で遊ぶ:1日レヂャー切符+園内通貨100個分(園内の郵便局で購入)
- 2人で遊ぶ:1日レヂャー切符+園内通貨250個分
です。
1人で行くなら、入り口のチケット売り場で「1日レヂャー切符」だけ買って、園内の郵便局で園内通貨100園(50園×2)を1,200円で買ってください。
2人で行くなら、入り口のチケット売り場で「1日レヂャー切符」を2枚と「西武園通貨(園内通貨250園)」を買ってください(合計11,800円)。
足りなければ園内通貨は園内の郵便局でいつでも買い足せます。600円で50園を買えます。
写真で紹介。昭和レトロな商店街
園内に入ると、「夕日の丘商店街」のひとたちが暖かく出迎えてくれます。
アーケード商店街になっているので、雨天でも楽しめます(アトラクションエリアは濡れます)。
商店街の入り口には、商店街のヒーロー駐在さんがいる「夕日の丘商店街前派出所」があります。
味のある、昔ながらのタバコ屋「やまとや」もあります。これは現代でも見かけますね。2階に靴下が干してあるのは生活感があって面白いです。
タバコ屋の隣には「小林理容所」があります。
おいしそうなニオイがしてきたと思ったら、「肉のおほみ」が見えました。
ここでは「クロケット(30園)」「メンチカツ(30園)」が買えて、食べ歩きができます。
お店の横にはレトロなポスターが。
「肉のおほみ」の向かいの生鮮店「魚勝」では「イカ焼き」が食べれます。
ここの店主は商店街の会長を務めており、野菜嫌いなのでお迎えの八百屋とは仲が悪い、という設定なんだとか。
その青果「八百八」の店先を通りかかると、八百屋の店主がお出迎え。野菜をつかった面白い芸を披露し、通りがかりの人の目をひきとめます。
そして、この八百屋の名物がバナナの叩き売り。威勢よく口上を述べながら、少しずつ値引きして売る様子が楽しめます(西武園通貨で本当にバナナを買えます)。
ちなみに、八百八では焼きトウモロコシ(50園)が買えます。
八百屋の隣に店を構えるのが「ナリキリ洋品店」。昭和レトロな洋服を見て楽しめます。
商店街のちょうど真ん中あたりにあるのが「夕日丘郵便局」。
「西武園通貨」は入園前にも入手可能ですが、ここの郵便局でも購入できます。
600円で西武園通貨50園が買えます。足りなくなったら買い足しましょう。
こちらは「鶴亀堂」。
やきだんご各種(40園)が購入できます。
そのお隣には、ゆっくりと食事ができる喫茶「ビクトリヤ」があります。
店内は昭和レトロな内装で当時の雰囲気を感じられます。
そして、昔懐かしい「スパゲッティ・ナポレターナ(90園)」や食べ応えのある「上京カツサンド(90園)」が食べられます。
食事処はもう1つあります。商店街の奥の方にある「助六屋」。
こちらでは「ソースかつ飯(90園)」「ライスオムレツ(90園)」「カレーライス(70園)」などが食べられます。
商店街ではさまざまなイベントを不定期に開催されます。
自転車に乗った紙芝居屋さんがパフォーマンスをはじめたり。
観客を巻き込んだダンスがはじまったり。
新アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」は、商店街に入る前のすぐ横、丘の上に建つ「夕陽館」で楽しめます。
こちらは、入園時間すぐなら待ち時間なく楽しめるので、ぜひ商店街に足を踏み入れる前に体験してください。
迷ったらコレ!おすすめグルメ
個人的におすすめだったのが、「クロケット(30園)」と「上京カツサンド(90園)」、それと「ポン菓子(30園)」。
「クロケット」は、商店街を少し歩いたところの「肉のおほみ」で買えます。
クロケットとはヨーロッパ発祥の揚げ物料理。本場のクロケットは中身がクリーム状のものですが、こちらは昔ながらのコロッケ。
サックサクの衣にホクホクのじゃがいも、お肉のうまみたっぷりのコロッケでした。
「上京カツサンド」は、商店街の奥の方にある喫茶「ビクトリヤ」で注文できます。
お肉が分厚く、やわらかくってジューシー。甘酸っぱいソースが食欲をそそります。昔ながらのパサパサしたお肉のカツサンドではなく、現代人が食べ慣れた大好きなお味でした。
商店街の一番奥、銭湯の横では、ポン菓子の実演販売をしています。
ポン菓子は、米に圧力をかけた後に一気に開放することによって膨らませた駄菓子。
「ポン」という轟音(ホントに大音量)とともにできたポン菓子は、サクサクで軽い食感が楽しいです。
まとめ
西武園ゆうえんちが2021年5月19日にリニューアルオープンしました。
一番の見どころは、昭和レトロな街並みと温かい商店街の人との交流がたのしめる「夕日の丘商店街」です。
もう1つは、商店街のほのぼのとした雰囲気とは対照的な「ゴジラ・ザ・ライド」。圧倒的なスケールとド迫力な映像でハラハラ ドキドキの体験ができます。
リニューアルした西武園ゆうえんちには、この記事では紹介しきれなかった魅力がまだまだあります。ぜひ遊びに行ってみてください。